がんに生きる

父親が「ガンサバイバー」になってしまいました。がんとともに生きる方々、それを支える方々との、情報共有の場にしていきたいと思います。

入院

仕事中、急に母から電話がかかってきました。

電話を取ると、母は少し取り乱しているようでした。

 

話を聞くと、前日夜中、父が胸のあたりが苦しいと話をしたそうで、

母が父を支えて車で移動しようかと思い、移動を試みたそうです。

父の足はむくみが激しいこともあり、自力でほとんど歩くことができず、

母は、40数kgのおもりを一人で引き摺るようなことになってしまい、

玄関先の階段で二人で転んでしまったそうです。

 

(そんな状況なら救急車を呼べばいいのに。と思いつつ話を聞きます。)

 

七転八倒しながらタクシーを呼び、救急のある大きな病院へ向かいました。

状況としては急を要さない病状だったようで、ひとまず安心・・・、

といいたいところでしたが、ここでちょっと困ったことが起こったそうです。

 

父は、以前は抗がん剤の治療のためにこの大きな病院にお世話になっていたのですが、

今現在、緩和ケアの状態で、お世話になっているのは別の病院です。

 

そのため、通常の形で入院をすることができないと断られてしまったそうです。

なんとか説得して、父を朝まで預かってもらい、

朝になってから、今お世話になっている病院へ搬送してもらい、

そちらの病院へ入院。

ちょっと状況が落ち着いたために連絡をしたそうです。

 

夕方頃の電話だったので、すぐに帰ったとしても面会時間の終わりに間に合わないな・・・と考えて、

ひとまず仕事を区切りよくつけて翌日午前中に病院へ行くことにすることを伝えて、電話を切りました。

その後、上司からも了解をもらい、数日間お休みをいただいて実家に帰ることにしました。