がんに生きる

父親が「ガンサバイバー」になってしまいました。がんとともに生きる方々、それを支える方々との、情報共有の場にしていきたいと思います。

先日

つい先日、仕事が一段落ついたところで、実家に電話をしてみたところ、

「最近元気がない」「むくみも出てきた」と母から話があり、

「じゃあ帰って励ました方がいいかな?」と聞いてみると、

「そのほうがいい」と。

本当は、もう1~2週間後に帰ろうかと考えていたのですが、

大分状況が進んでいるのではないかと思い、かなり心配して実家に帰ってみました。

約2ヶ月ぶりの帰省。

 

思ったよりは元気そうでしたが、むくみは結構あり。

特に顔と足のむくみが結構ありましたが、がんの症状として現れるはずの腹水はあまりなさそうでした。

聞いたら、抗がん剤治療で治療費がかかったから、確定申告の手続きをして疲れてしまったとか。

 

共生日記がおろそかになっていますが、現在の状況を。

 

昨年11月の終わりごろだと思いますが、

お医者さまから「これ以上治療を継続することが難しい」とお話があったそうです。

父も母もそれを理解し、了承したようです。

 

標準治療的な見方からいえば、『緩和ケア』の段階に入ったということです。

 

お医者様からは、「よくがんばった」というニュアンスのことを言われたそうで。

なんだかそれはそれで腹が立ちましたが。

 

父の今までの抗がん剤の治療履歴ですが、

アブラキサンとゲムシタビンの点滴による治療を6ヶ月(うち、後半の3ヶ月は10%減量)、

この時は状況は変わらなかったものの、投薬による副作用と白血球の減少が治療と生活に大きな影響を及ぼしました。

その後はTS1という飲み薬を6ヶ月、クールで行くと3~4クールほどを行いました。

こちらは副作用はなかったものの、治療としてはあまり効果がなく、

お医者様の見立てでは、がんが少しずつ進行している状況だそうです。

 

そして現在は、抗がん剤の投与のない状況。

むくみが出てきたら薬を。痛みが出てきたら薬を。という段階です。

 

共生日記も、私が実家に帰った時と、その間の連絡を取っているところで聞いた状況と、感じたことをお知らせするのがメインになってくるかと思います。

 

今、自分自身としては父にはもっと長生きして欲しいという思いはありますが、

それが許される状況ではないということも、ひしひしと感じています。

だったら今父がやりたいことをしてもらい、毎日を過ごしたいように過ごしてもらうことが、一番いいのかなと思ったりもしています。

 

ただ私は、父をきちんと最後まで見届けることだけはきちんとやろう、

そう決意したのでした。