がんに生きる

父親が「ガンサバイバー」になってしまいました。がんとともに生きる方々、それを支える方々との、情報共有の場にしていきたいと思います。

少しずつ悪い方向へ

先日載せた「先日」以降、時期柄仕事が少し立て込んできていたため、実家に帰ることができなかったのですが、

父の状況は少しずつ悪い方へ動き始めていたようです。

なんとか生きることへの希望をと思い、最初の数日は毎日少しだけ電話を、

その後は時々電話とメールをするようにしていましたが、

実家で話を聞いた時に足が動かしづらいと言っていた父は、

むくみの影響もあってか、3週間ほどで歩く力が徐々に落ちていったようです。

 

母も言ってくれたらいいのに、息子に心配をかけまいと連絡をせず、

介護状態に近くなってきた父を一人で支えていたようです。

 

自力で歩くことが難しくなっていたため、トイレも少しずつ自分で行くのが難しくなっていたようです。

トイレまで一緒に行き、一度離れ、終わった後は立ち上がるのを支え、戻ってくるところまでを介助する。

風呂に入れるのも大分苦労していたようです。週に2回入れたかなというところだったみたいです。

ほとんどのことを支えていた母は、疲労が大分たまっていたのではないかと思います。

 

そんな状況だったこともあり、役所にお願いして介護認定を取る段取りも取っていたそうです。

また、部屋には、自動で背や足を昇降できるベッドや、低い段差の階段や車椅子も注文していました。

僕から渡したライフ治療器は、とりあえず1週間ほどは毎日1時間程度使ってくれたようでしたが、

徐々に衰える身体を支えること自体が難しくなったため、「疲れた」と言って使わなくなってしまったそうです。

 

少しずつ状況が悪くなっているのは感じていました。

1ヶ月ぐらいしたら、もう一度実家に様子を見に行ってみよう。

そう思っていた矢先、母から電話がかかってきました。