がんに生きる

父親が「ガンサバイバー」になってしまいました。がんとともに生きる方々、それを支える方々との、情報共有の場にしていきたいと思います。

入院生活2

妹と姪とバトンタッチする形で実家を後にして、自宅に戻りましたが、仕事はあまり手につかず、仕事への集中も欠いていたのではないかと思います。

その後の3・4日は、毎日夕方頃に母に電話をかけて、

父の様子と、気が向けば父と少し話をするような日々でした。

入院後、少し食欲が増えたかなと思っていたのですが、

入院生活の始まりからあまり食欲が増すことはなかったようでした。

ただ、献立以外で食べたい物はあったようで、フルーツやらアイスやら、母にお願いしては困らせながらも調達してあげていたようです。

1週間ほど経ち、仕事も終わり食事を選んでいる時に、僕の携帯がなりました。

発信先を見ると、母からでした。

少し焦ったような声で、父の血圧が下がったとの連絡。

僕はいてもたってもいられなくなり、夜中に車で実家に向かいました。

そんな日に限って、道中はすごい天気で、途中からみぞれが降り出し、風が強くなり、目の前が見えなくなるような状況にもなったりしましたが、なんとか病院へ到着。もうすぐ朝になる時間でした。

僕の移動するまでの時間に血圧も脈も安定して落ち着いたようで、母は実家に帰っており、僕もひとまず実家に行って仮眠を取りました。

翌朝父の顔を見に行きましたが、こちらの言葉には反応するものの、会話はできず、息をしているのがやっとという状況でした。